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つれづれなるままに - みつば動物病院|埼玉県羽生市西の犬・猫・小動物の動物病院

つれづれなるままに

2017年 12月、猫の来院ストレスを軽減するために

カテゴリ: その他 作成日:2017年12月01日(金)

先月から猫専用の待合室を準備した。


猫は環境の変化をとても怖がる動物である。

知らない場所で聞いた事の無い音や、嗅いだことの無い臭い等で、ご家族が一緒にいてもパニックになることがある。

 

動物病院に来る猫のためにできることは、以下の通り。
・猫はキャリーケースで来院すること
・外が見えないように、キャリーの上からタオルをかけるなどの工夫をすること
(車で来院された場合は車内で待つのも良い)
・普段からキャリーケースに慣れておくこと
(家の中で隠れ家として置いておき、時々ケージ内に美味しいオヤツを隠しておく等)

 

犬の飼主様には待合室が狭くなりご迷惑をおかけしますが、何卒ご了承下さい。

catwr2017.12

 

 

2017年 11月、予防できる腫瘍

カテゴリ: 病気 作成日:2017年11月01日(水)

6ヶ月齢頃の不妊手術については、

「どうして病気でもない私の犬猫を手術しなければならないの?」

「お金も掛かるし」と言う声を聞く。

「ウチの子は病気にはならない」と思っている方もいらっしゃる。

しかし、もし飼い主が不妊手術についての正しい知識を持っていれば、その答えは明白であり、その利点と欠点を天秤にかけて、迷わず手術を選ぶだろう。

 

当院における犬の腫瘍について、外科手術後の病理検査結果をまとめた。
そして以下の様な結果が得られた。

 

img61不妊手術で予防できる腫瘍が半数を超えていると言える。

「残念ですが、あなたのワンちゃんは腫瘍です」と言われると、一般の方はどのように合理化して受け入れるのだろう。

「運が悪かった、、、」「これも寿命だよね、、、」「ガン家系だから、、、」。
しかし現実には、「不妊手術をしていないから」が多いのである。

 

ホリエモンこと堀江貴文氏が著書『むだ死にしない技術』にて、無駄死にとは「予防できる手段があるにもかかわらず、何の手も打たずに病気にかかって命を落としてしまうこと」と述べている。
「むだ死に」というタイトルの善し悪しはさておき、この本に対する医療従事者の反応は良いらしい。


命に関する正しい知識を得ることを面倒臭がらず、将来の発病リスクが高く予防できる病気があるなら、人も犬猫もそれは予防してあげるべきだと思う。

2017年 10月、臨床獣医師の心の荷物

カテゴリ: その他 作成日:2017年10月01日(日)

病気の動物を診察すると、軽重の差はあれどその病気が治るまでは心の荷物になる。
毎日嘔吐している猫、発作をおこした犬、お腹の中に癌が見つかり手術をする犬。
それぞれの動物にはご家族(飼い主)がいる。間近に居なくとも、折に触れて思い出す。
ご家族や動物に共感しやすい獣医師ならば、荷物が増えてくると重くて歩けなくなるかも知れない。

荷物を下ろす、または軽くするために私が思う事は、先ず勉強し続ける事だ。
正しく診断し正しく治療すれば、多くの荷物は直ぐに下ろせる。
日進月歩の獣医学では、常に新しい知識が要求される。プロとしての覚悟が求められる。
次に、個人の知識や技術に限界があることを理解する事である。
自分が出来ないことをするべきではない。専門医と連携し状況に応じては紹介した方が良い。
そして最後に、戦う根性と正しい経験が必要だ。これはどんな仕事でも同じだろう。
戦う根性がなければ長くは続かない。正しい経験を積めば大きな自信になる。

余談だが、頭の悪い政治家が臨床獣医師に対して理解のない発言をした。
「獣医学部の質が落ちている」と。私の身近にも日々努力されている先生方がたくさん居られる。
当事者を蚊帳の外に置いて、根拠の無い不用意な発言で獣医師の信用を貶めるとは。
日々現場で戦う獣医師の、余計な心の荷物を増やさないで欲しい。

簡単ではない荷物を軽くする努力を偉そうに並べてみたが、今でも私は迷いながら戦っている。
きっとずっと荷物を積んだり下ろしたりしながら、隠居するまでは歩き続けるのだろう。
心の荷物を下ろすときに「有難う」と言って貰えることがある。それは歩く力になる。

2017年 9月、悲しい放し飼い

カテゴリ: 動物愛護 作成日:2017年09月01日(金)

黒い中型の雑種犬がリードも着けずに近所をウロウロ歩いていた。
おそらく以前に当院を受診したことがある犬ではないかと思う。
飼い主が犬を放し飼いにするので何度も注意していたのだが、数年前から来院しなくなっていた。


以前から見かけていて危ないなと思っていたのだが、その日は飼い主が小型犬を抱きながら一緒に歩いていた。
「○○ちゃーん、こっちよー」と言いながら放し飼いの犬を呼んでいた。
その犬は唸りながら私が散歩中の犬に近寄ってきたが、気がそれたのか暫くして離れていった。
そしてその後、近所の家の庭にも侵入していった、、、。

 

犬が苦手な人もいる。

歩行者や車の運転者にも迷惑をかける。

排泄物放置の問題もある。
放し飼いの結果、他犬との咬傷や交通事故で来院する犬もいる。

子供や年配の方が放し飼いの犬に吠えられて、怪我をした事件もある。

放し飼いの犬がご近所トラブルを起こし、殺処分される事もある。

犬に罪はない。
それでも犬は処分を受ける可能性がある。

悲しい放し飼いである。


                               2017年 9月、悲しい放し飼い

2017年8月、北岳

カテゴリ: 趣味 作成日:2017年08月01日(火)

登山は、僧の修行でもあると聞いた。
なるほど、あまりに雄大な景色を前にすれば、自分の小ささを知り、欲や驕りを捨てるには良いかと思った。
心も体も、健康でありたいものだ。2017年8月、北岳

2017年 7月、可哀想?

カテゴリ: 動物愛護 作成日:2017年07月01日(土)

霊長類を研究する学者が、人間と他の動物との違いを以下の様に説明していた。

「人間は過去と現在を比べて、より良くありたいと思う動物である」と。

だから過去の自分と比べて、喜んだり悲しんだりする。

以前より白髪が増えた、歩けなくなった、目が見えなくなった、、悲しい、、、可哀想。

だが「人間以外の動物にこの感情は無い。過去、現在、未来を意識して生活していない」のだそうだ。

 

確かに私の知る身体が不自由になってしまった犬猫たちは、そうでは無い犬猫と同じように明るい表情で生活している。

痛みなどを管理できれば、手足が不自由でもその表情に悲壮感は無い。

 

ただし飼い主が可哀想なものを見る表情でその動物を見れば、その表情を読み取って悲しい気持ちになるかも知れない。

人間の意図や感情を理解する能力は高いのである。

 

可哀想の価値観は人それぞれだが、例えば車イスを装着して明るく生活している犬とその飼い主に対して、「可哀想ですね」などと声をかける人がいたら、思慮が浅く配慮にも欠けるのではないかと、私は思う。

車イスで元気に走る犬を見ると、この犬は愛されているのだな、と私は微笑ましい気持ちになる。

 

2017年 6月、竜の血

カテゴリ: 病気 作成日:2017年06月01日(木)

 

竜の血が感染症を治す、というファンタジーな研究成果が発表された。

竜(コモドドラゴン)の血液から抗菌作用のある物質が見つかったのである。

 

細菌感染症は昔から人類を苦しめていた。

ペスト、結核、破傷風、、、。

人類と、耐性化した細菌との戦いは今も続いている。

この戦いに勝利するのはどちらなのか。

 

あぁそう言えば、抗菌薬のコンプライアンス(投薬遵守)が守られないと耐性菌が出現しやすくなり、感染症の治癒率も50%にまで下がる報告もある。

投薬する人間の、浅い知識と弱い心が本当の敵なのかも知れない。

 

竜の血が人類を助ける。

感染症と戦い、時には人間の弱い心とも戦い、この冒険はまだまだ続きそうだ。

リアルなロールプレイングゲームである。

doragon

 

2017年 5月、診察室の椅子

カテゴリ: その他 作成日:2017年05月01日(月)

 

衛生的で機能的、そして少しだけおしゃれ。そういう病院でありたいと思っている。

そういう職場の方が、私はモチベーションが上がり、良い仕事ができる(気がする)。

 

診察室の椅子が劣化していたので、新しく買い換えた。

病院カラーを選べたので、イームズチェアを採用した。

待合室のイスと統一され、座り心地も良く満足している。

 

このおしゃれな椅子を眺めていると、開発者である

イームズさんに感謝の念が湧いてくる。

 

今まで頑張ってくれた椅子は名残惜しく自宅へ。

諸行無常なり。

 

飼い主様にも座り心地の良さを感じて頂ければ幸いである。

キャリーバッグを乗せるには不安定で、落下の可能性があるので気をつけて頂きたい。

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2017年 4月、雑草を観察して

カテゴリ: 趣味 作成日:2017年04月01日(土)

 

今年もナガミヒナゲシの季節がやってきた。

日々観察し、開花を待っている。

 

昨年に種を沢山落としていたせいか、今年は葉の量が多く、

何だか少し図々しいようにも感じる。

よく観察すると犬猫の陰嚢のような(笑)膨らみが出てきた。

 

「朝から晩までおんなじ場所に通っていると、ある日そういうお宝をくれる」

『雑草のくらし』や『たんぽぽ』で知られる絵本作家・甲斐信枝さんが、NHKドキュメンタリーでそのように語っておられた。

身近な自然から生命の感動を貰える。

生きとし生けるものは、植物でさえも意志を持っている。

雑草と呼ばれる植物もよくよく観察していると、私ですらそれを感じることが出来る。

 

動物も植物も同じ生き物。じっくり観察してその意志に、声なき声に耳を傾けていきたい。

 

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2017年 3月、出せ〜

カテゴリ: その他 作成日:2017年03月01日(水)

 

ケージから出せー、ニャー!

遊べー、ニャー!

ご飯よこせー、ニャー!

 

ニャー!!

 

 

ごめん、今忙しいから、、、。

 

アナタ達ちょっと声大きいですよ。

、、、睨まないで下さい。

 

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